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2024/12/11
ブログ

「やってみたい部署アンケート」の結果 ~板金の場合

自分の部署以外に仕事をやってみたい部署があるかのアンケート結果を紹介する記事をどんどん上げていっています。
(前回はいったん別記事を挟みましたが、また結果記事に話を戻して…)
これから紹介する結果のうち、加工部門の部署としては、残り2カ所。板金等と溶接です。
今回の記事では、板金( 仕上げ等)の結果について紹介していきたいと思います。(溶接の結果は次回に)
板金( 仕上げ等)の部署のみなさんはどんな結果なのでしょう?

やってみたい部署アンケート ~板金等編(板金等の部署紹介とアンケート結果)

板金のアンケート結果を紹介する前に、まずはこの部署の紹介をしなければなりません!
どんな仕事をしている、どんな部署かを知らないと、「やってみたい部署アンケート」の結果が活きてこないですからね。

板金等(板金・仕上げ・検査・梱包・配送)はどんな部署??

ここの部署は他部署より少し特徴的で、板金スタッフが仕上げから梱包・配送までのスタッフを取りまとめています。なので、「板金等」や「板金( 仕上げ)」と表記しています。
アンケート結果を部署ごとに紹介するにあたり、最初からあった切削加工の部署を先に紹介していくことはすぐに決まりました。
が、やや後にできた溶接と板金のどちらを先に紹介しようかと迷い、板金は機械オペレーターであること(切削加工も機械オペレーター)と、板金や溶接が始まる前から仕上げ・検査・梱包・配送はあった、という2点から、こちらの部署を先に紹介させてもらうことにしました。
板金は金属の板をレーザーで切り抜いたり、曲げたりすることで金属を加工しています。
仕上げとは、金属の切削加工等の工程で出たバリ(とがった部分)などを取り除いてきれいにする工程です。
検査とは、加工が終わった製品のサイズを計測して適切な製品に仕上がっているかの検査をします。
梱包とは、仕上がった製品を出荷するために数を確認して箱や袋に詰める作業をします。
配送とは、出来上がった製品をお客様に納品します。(運送会社から出荷するパターンもあります。)
これらの工程をする部署が一つになっているのがこの板金等の部署の特徴です。各工程についてはこの後もう少し掘り下げて紹介します。

板金等部署の名前は?

板金等は複数の部署が一つになっていますが、特別な名称は今のところなく、それぞれの仕事そのままの名前で呼ばれることがほとんどです。
それもそのはず、この体制になってからまだ日にちが浅いんです。
日々の業務改善のための見直しの中で、体制の変更があり、現在のカタチになりました。昔は「板金」と「仕上げ」の二つに分かれていたため、呼ぶときには「板金」「仕上げ」と呼ばれることが多いかもしれません。
名前を付けるなら、どんなのが良いか…というようなアンケートとか、新しい名前募集企画とかしたら面白いのかもしれませんねぇ…なんて。当の部署の人たちが望んでなかったらいらないかな…。

板金の加工ってどんなもの? 

テクノス三木の板金加工は「精密板金」をしています。※金属の板を加工。
「精密板金」って何なの?と思う人も少なくないかもしれません。
加工の精度がJIS規格のB級(JIS B 0408)の精度を超えている板金のことを精密板金と呼びます。
 ※例:抜きの場合…6mm未満の寸法公差(許容できる誤差)=±0.1mm、6mm超え30mm未満の寸法公差=±0.2mmなど、寸法により規定あり
基本的な加工内容は、工作機械のレーザーによって金属の板を切り抜く「抜き」の加工と、同じく工作機械によって金属の板を曲げる「曲げ」の加工、スタッド溶接機やスポット溶接機などの機械による「溶接」です。※機械での溶接は板金でしか使用しません。
また、板金の機械としてバリ取り機もあることから、切削加工とはまた違った、多くの種類の加工ができるのが板金加工なのかな…という、ブログ担当の個人的なイメージです。
「抜き」の加工は、大きなままの金属板を工作機械にセットし、機械がプログラム通りにレーザーで金属板を抜いていきます。
レーザーが当たったときにパチッと火花が飛ぶのがなんだかちょっとカッコ良い感じ…でも、初めて見たときはビックリします。
「曲げ」の加工は既定の大きさに切断された材料を曲げの機械の奥にあててから、金型に押し付けることで必要な長さや角度に金属を曲げていきます。
金属を曲げる様子の紹介記事はこちら
曲げている様子の動画はこちら

仕上げ(バリ取り)ってどんな加工?

仕上げの工程は、加工の最終段階で工作機械等で加工が終わった製品の完成精度を上げる処理をする工程です。
具体的には「バリ取り」と言って、切削加工やその他の加工時に発生する金属のとがった部分を除去することが主な仕事です。
切削加工やレーザーでの切断など、加工したばかりの製品にはどれも金属のとがった部分が発生します。そのままでは手を切ってしまうなどといった製品として不具合があるため、とがった部分を削り落として滑らかにします。
また、加工途中で発生した微妙な歪みを訂正するなどといったことも実施して、完成度の高い製品へと処理をしていきます。

検査ってどんなことをしているの?

検査とは先にも紹介した通り、完成した製品のサイズ等を計測して図面の指示通りに製品が完成しているかを確認する作業です。
製品には寸法公差というのがあります。寸法公差とは、指示された寸法との許容される誤差のことで、製品や加工方法により0.1mmや0.01mmなどの単位で規定されています。
わずかな誤差であっても、許容された誤差の範囲内でなければ不具合が出てしまう可能性があるため、規定された数値の中にきちんと納まっているかを計測機を使用して確認しています。
検査は出来上がった製品のうち規定の数の検査を実施しますが、制作した全部の製品を検査することもあります。
確認した数値を検査成績書に記入して検査成績書を作成しますが、検査成績書を作成しない製品も検査を実施しています。
計測にはノギスなどの昔からある計測機の他、撮影することで自動で測定(画像測定)することができる機械も使用します。

梱包ってどんなことをしているの?

出荷のために必要数を確認して出荷できるように袋や段ボール箱に詰めるのが梱包の仕事です。
納品先や製品、出荷方法によって必要な梱包をして出荷できるようにします。場合によっては製品を一つ一つ包むこともありますし、複数個をまとめて入れることや、薬ケースのように分かれたトレイに入れることもあります。
直接納品ではなく運送会社を利用した納品の場合は段ボールに必要なものを詰めて出荷します。

配送ってどんなことをしているの?

配送の仕事は出来上がった製品を納品先に届けることです。基本的には製品を納品先に届けて納品書と検査成績書を提出し、受領印を受け取って会社まで戻ってきます。
配送の仕事は納品だけではなく、取引先との物品の受け取りや引き渡しなどもします。

板金・仕上げ・検査・梱包・配送のアンケート結果

では、板金・仕上げ等部署のアンケート結果を紹介していきます。
板金及び仕上げ等の部署のアンケートの結果は、「今のままが良い」が86%でした。
おおむね今の仕事のままが良い人が多かったです。コメントとしては、「場所による」「仕事なので場所は選ばない」などの意見が見られました。
ブログ担当の感想、同じ部署で一緒に仕事をしている人はやや似たような意見が見られやすいように思うのですが、この部署はいろんな仕事が一つになっているので他の部署よりもいろんな意見が出やすいのかなという印象でした。

板金・仕上げ等に興味がある他部署意見の結果

「他の部署に興味がある」という意見のうち、板金仕上げ等部署に興味があるという回答は21%でした。(興味がある部署の回答は複数回答可となっています)
興味がある人の意見としては、「曲げ・NCTの資格があるので。」「板を思うがままに曲げてみたいです。」「金属板をいくつも抜いて組み合わせた立体模型とか、立体パズル(木製のものでも売ってるようなやつ)とか作りたい」などが見られました。

板金仕上げその他の部署のやってみたい部署アンケートは「今のままが良い」が86%

「やってみたい部署アンケート」、板金仕上げその他では今のままが良い人が86%で、おおむね今のままが良い人が多い結果となりました。
引き続き他の部署の紹介もしますので、ぜひご覧ください。